■「労災指定」の治療院です
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■顔面神経麻痺
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クリニック勤務の頃も含めて多く治療する機会がありましたが、とても針灸治療
が有効だと感じています。
医療機関では、ステロイド・抗ウィルス剤・星状神経節ブロック(レーザー)・
ビタミンB12・高圧酸素療法の治療を行いますが、出来るだけ早い時期に針灸を
併用すると回復が早いです。
顔面神経麻痺は、発病から6カ月以上経過すると、回復は期待しにくいので、早い
時期の治療が必要です。医療機関で3週間治療しても、下記症状にあまり変化の
ない方や、少しでも早く治したい方は是非、針灸治療を受けてみてください。多くの
方が、針灸治療を始めてから症状の改善を実感されています。
眼周囲の症状は比較的早くに回復する傾向にありますが、口周囲の症状は眼に
比べて回復が遅く後遺症の残る場合があります。
顔面への低周波治療など広範囲に電気刺激を行うことや強い顔面運動を行うことは
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神経再生時に混線し、病的共同運動の発現を助長するので避けた方がよいです。
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【麻痺の種類】
ベル麻痺・ハント麻痺・外傷性・聴神経腫瘍術後・糖尿病性などがあります。
【症状】
1 閉眼できない。または不十分。
2 口笛が吹けない。うがいが出来ない。
3 食べ物が麻痺側口内にたまる。
4 麻痺側の額のシワがなくなる。つくれない。
5 麻痺側鼻唇溝がなくなり口角は垂れ下がる。
6 舌の前2/3の味覚障害がでることがある。
7 聴覚過敏
8 耳鳴り、メマイ、顔の痛み(ハント麻痺で稀にあり)
【治療】
針灸治療は、麻痺した顔面の気血の流れをよくして麻痺を回復していきます。
手足の他に顔面へ針・温灸をしますが、痛みはほとんどなく(毛髪程の太さの針)
温灸は温かく気持ちがよいです。週に3回くらいの治療が効果的です。
東洋医学では麻痺の原因は身体疲労・顔への冷風・ストレス(怒り・イライラ・
精神的抑圧等)や、飲食不摂生にあると考えます。その中で特に増えているのは
ストレスが原因と思われる麻痺の方です。
毎年、当院には数名の顔面神経麻痺の患者さんが来院されます。
原因別の治療をすることで、治療効果が早まります。
原因(多い順) 治療
*ストレス → 気のめぐりを良くする。
*身体疲労 → 元気を回復する
*顔への冷風 → 温灸で温める
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【後遺症】
後遺症は麻痺発症から4〜5ヶ月経過した後に出現し、麻痺が3カ月以内に
治癒したときは後遺症が出現する率は低い。
・病的共同運動
口笛を吹く、頬を膨らます動作で目が細くなる
目を閉じると患側の口角が吊り上がる
・拘縮
安静時、麻痺側眼瞼の狭小化(眼が開けにくい)
鼻唇溝(ホウレイ線)が深い
拘縮があると顔の表情を作りにくくこわばりを感じる
・顔面痙攣(眼瞼など)
・ワニの涙
食事の時に患側の眼から涙がでる
・アブミ骨性耳鳴り
大きな口を開けたり強く物をかんだ時に患側の耳で音がする
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