2.筋肉へのアプローチ
針、手技で緊張した筋肉を緩めていきます。 症状からどこの筋肉緊張が
原因となって発症しているかを診つけ治療します。 筋肉の硬結(コリ)は、
つま楊枝くらい〜鉛筆大〜ピンポン玉大〜筋肉全体と大きさ固さも様々で、
硬結の存在する深さも皮ふ表面の浅い場所〜深い場所(指では届かない)
と様々です。
*経験から小さい硬結、深い硬結、固い硬結、年数の経過した硬結は針灸
治療の方が、早期に効果があります。
●筋肉が緩むと良くなる症状
痛み 運動制限 その他 関節調整で良くなる症状とほぼ同様ですが、大
きな違いは、筋肉の緊張内を走行する神経や血管を絞扼(絞め付け)して、
末梢部位シビレ、冷え、痛みなどの症状を出すことで、筋肉が緩むとその
症状も改善されます。 (絞扼による症状は上下肢に多い)
●関節と筋肉の相互関係
(筋肉は骨に付着して関節を動かす)
筋肉の緊張(コリ)があると正常な関節運動が阻害され、関節の機能異常
(ズレ・引っ掛かり)となり、関節の機能異常があるとその関節(骨)に付着
している筋肉は緊張しやすくなります。発症から早い段階では、単独に関節
の機能異常、または筋肉の緊張だけの場合もありますが、経過が長くなると、
その症状は双方から起こっている可能性が高くなり、関節と筋肉への治療が
必要となります。
3.東洋医学的アプローチ
頭痛、顔面神経マヒ、更年期障害 その他、症状が五臓六腑、気血水の不調
から起こっている場合に、問診を中心に舌診、脈診、腹診し、主訴(主症状)と
身体全体を良くする針灸治療をします。(使用する針は全て使い捨てです)
*腰痛、首肩こり、各関節の傷みなどの運動器疾患でも東洋医学的アプロ
ーチの方が効果的な場合もあります。(ストレス、飲食の過不足、内臓の不調、
病後、などが原因の場合)
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