■「労災指定」の治療院です
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■圧迫骨折後遺症
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圧迫骨折は胸椎、腰椎に発生しますが、急性期ではギプス・コルセットを装着して、
安静にする保存的治療が中心になります。(症状の酷い方や神経症状のある方は
手術をする場合もある) 強い痛みは1カ月くらいで消失し、3カ月頃には簡易な
コルセットになったり、必要のなくなる方もいます。多くは3〜6カ月で骨癒合も得
られます。
整形外科でのリハビリは、温熱などの電気治療や体操等の運動療法が中心と
なりますが骨癒合から1,2年以上たっても約4割の人が何らかの痛みを持った
ままとのことです。その痛みとは、1・背中を伸ばす・反らすとき(上向きで寝ると痛い)
2・身体を捻るとき(寝返りするのが痛い)が中心で歩行や前屈ではあまり痛みません。
そのため、徐々に姿勢は悪くなり背中は曲がり(円背)腹部臓器を圧迫するため、
逆流性食道炎、慢性胃炎になる方もおられます。
* 圧迫骨折は椎体の前部に起こる為、前屈や背中が曲がった姿勢では、
前部を圧迫し治癒を遅らせ、更に圧迫骨折を起こす危険もあります。
では、どうして骨は固まったのに、痛みは残るのでしょう?
1.コルセットで固定している間に関節の動きが制限され、筋緊張を起こし正常な
関節の動き(あそび運動)が無くなった。
2.骨折した椎体は固まっても変形は残るため骨に付着する深部筋肉に異常な
緊張が生じる。
3.変形した骨が正常な関節運動ができない。
などが考えられます。
残念ながら、上記は温熱などの電気治療やマッサージでは改善できません。深部
にある筋肉には指では届かないものもあり、強く押すと骨に悪影響を及ぼします。
* 胸椎圧迫骨折では上図にあるような筋肉の緊張を緩め、腰椎圧迫骨折では
その他にも、椎体骨折部に大腰筋が付着しているので、その緊張を緩めます。
大腰筋緊張は下肢を支配している神経を圧迫して神経痛症状を起こす時もあります。
当院では針灸治療で深部筋肉の緊張を緩め手技でソフトに胸椎・腰椎・肋骨を動かす
治療を行っています。おだやかに動かすので骨粗しょう症の方も安心して治療を受けて
いただけます。筋緊張が緩み関節に動き(遊び)が出てくると痛みは消失・軽減します。
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